| 年表で見る図書館の５０年 | |||
| 西暦年 | 元号年 | 月 | 事項 |
| 1945年 | (昭和20年) | ７月 | 福井市は米軍の爆撃を受け福井工業専門学校の建物はほとんど焼失したが、図書館と隣接の講堂は難を逃れた 福井市豊島中町にあった福井師範学校男子部は建物焼失した |
| 1947年 | (昭和22年) | １月 | 福井師範学校男子部は鯖江市神明町の旧兵舎に移転 |
| 1947年 | (昭和22年) | ６月 | 福井師範学校男子部図書館が鯖江市神明町の旧将校集会所を使用して開館 |
| 1948年 | (昭和23年) | ６月 | 福井大地震で被災、被害甚大。図書館も書架倒壊等の被害を受ける |
| 1948年 | (昭和23年) | ８月 | 「好日文庫」受入（小林好日博士の旧蔵書 図書3,925冊、雑誌219冊 合計4,144冊) |
| 1949年 | (昭和24年) | ５月 | 国立学校設置法（法律第１５０号）が公布され、福井大学が発足する |
| 1949年 | (昭和24年) | ５月 | 新制大学としての発足以前から引き続き現存している建物 旧図書館（鉄筋平屋建６５３．４㎡） |
| 1949年 | (昭和24年) | ７月 | 福井師範学校男子部図書館を福井大学図書館学芸学部分館、福井工業専門学校図書館を福井大学図書館工学部分館、福井師範学校女子部図書館及び福井青年師範学校図書館の２館を併合して福井大学図書館学芸学部分教場分館と改称し附属図書館を３分館とした。 ☆組織機構 附属図書館--学芸学部分館（庶務係、司書係）、学芸学部分教場分館（庶務係、司書係）、工学部分館（庶務係、司書係） |
| 1949年 | (昭和24年) | ８月 | 附属図書館長に斉藤静氏（学芸学部教授）発令 |
| 1949年 | (昭和24年) | １０月 | 福井大学管理機関暫定措置要綱を制定し「福井大学準備委員会」を解散 協議会（学長、両学部長、附属図書館長、事務局長、厚生補導部長、学部教授各３名）および評議会（学長、両学部長、協議員たる学部教授各３名）を設置 |
| 1950年 | (昭和２５年) | ８月 | 米国百科事典（エンサイクロペディア・アメリカーナ）全３０冊がGHQより寄贈される |
| 1950年 | (昭和２５年) | ９月 | ジェーン台風の襲来により、本学施設の被害見積額2069千円に及ぶ |
| 1951年 | (昭和２６年) | ２月 | 「福井大学附属図書館委員会規程」制定 |
| 1951年 | (昭和２６年) | ４月 | 附属図書館の機構を整備し、工学部分館を本館とし、学芸学部分教場分館を学芸学部分館に統合し、本館に事務部を配置 附属図書館（館長） 事務部 管理係、整理係、奉仕係 分館（分館長） 司書係 |
| 1951年 | (昭和２６年) | ８月 | 講堂東側に閲覧室を設置 |
| 1951年 | (昭和２６年) | ９月 | 小浜出身の明治の歌人「山川登美子」の遺品受け入れ |
| 1952年 | (昭和２７年) | ７月 | 附属図書館事務室を事務局本部階上より講堂内に移転 |
| 1952年 | (昭和２７年) | １０月 | 附属図書館学芸学部分館の蔵書・器具類を運搬、翌8日より全員本館勤務 |
| 1952年 | (昭和２７年) | １０月 | 学芸学部の福井市への移転に伴い、学芸学部分教場を廃止し、その呼称を神明教室および鯖江教室とし、また、附属図書館の分館は廃止統合される （学芸学部分館、工学部分館） |
| 1952年 | (昭和２７年) | １２月 | 「附属図書館月報第１号」を刊行 |
| 1953年 | (昭和２８年) | ３月 | 工学部旧講堂北側に附属図書館閲覧室（木造２階建 延468.8㎡）（座席定員１０８名）竣工し、旧講堂を書庫および出納台に改装、附属図書館ブロックの整備なる |
| 1953年 | (昭和２８年) | ４月 | 附属図書館前の庭園完成（植樹、芝の移植、通路の砂利敷き等） |
| 1953年 | (昭和２８年) | ６月 | 事務機構改正 附属図書館 事務部 管理係、整理係 |
| 1953年 | (昭和２８年) | ９月 | 台風１３号により日野川と九頭竜川の合流地点の堤防決壊。本学施設浸水（床上６０～９０cm、構内最深部１８０cm以上の水位）し機械、器具および図書に被害大(約5,000冊が水浸しとなる。) 本学関係者の罹災者；教職員１０７名；学生１０４名 |
| 1953年 | (昭和２８年) | １２月 | 「福井大学附属図書館増加図書目録第1号」を刊行 |
| 1955年 | (昭和３０年) | ５月 | 学芸学部教授大久保道舟、道元禅師の研究で文学博士の学位取得を記念して、研究資料約１８５点を寄贈し、附属図書館に「道元文庫」として設置 |
| 1956年 | (昭和３１年) | １１月 | 東北パルプK.K社長高田良作（鯖江市出身）、附属図書館へ「渋沢栄一伝記資料」を寄贈 |
| 1958年 | (昭和３３年) | ４月 | 米軍図書配給部から現代アメリカ文学書（１，５６０冊）が附属図書館に寄贈される |
| 1959年 | (昭和３４年) | １１月 | 大野市在住高島忠夫氏、学術研究用の図書（１，４３２冊）を附属図書館に寄贈、高島文庫として設置 |
| 1959年 | (昭和３４年) | １２月 | 「福井大学附属図書館長選考規程」制定 |
| 1960年 | (昭和３５年) | ４月 | 附属図書館長に大久保道舟（学芸学部教授）就任 |
| 1960年 | (昭和３５年) | ４月 | 「福井大学事務組織規程」を全面改正 附属図書館 事務部 管理係、整理係、運用係（新設） |
| 1961年 | (昭和３６年) | 「高島文庫目録(郷土関係図書)」を刊行 | |
| 1962年 | (昭和37年) | ４月 | 附属図書館長に杉原丈夫（学芸学部教授）就任 |
| 1964年 | (昭和39年) | ２月 | 附属図書館長に高原萬寿雄（工学部教授）就任 |
| 1966年 | (昭和41年) | １月 | 「福井大学附属図書館規程」および「同利用規程」制定し、「同閲覧規程」を廃止 |
| 1966年 | (昭和41年) | ２月 | 附属図書館長に塚野善蔵（学芸学部教授）就任 |
| 1966年 | (昭和41年) | ３月 | 附属図書館（鉄筋３階建 延2110㎡）竣工 |
| 1966年 | (昭和41年) | 4月 | 「道元文庫目録」を刊行 |
| 1966年 | (昭和41年) | 5月 | 「福井大学附属図書館 高島文庫目録」を刊行 |
| 1966年 | (昭和41年) | ６月 | 新図書館で業務開始 |
| 1967年 | (昭和42年) | ９月 | 「福井大学雑誌目録」を刊行 |
| 1968年 | (昭和43年) | ２月 | 附属図書館長に鯨井忠五（工学部教授）就任 |
| 1968年 | (昭和43年) | ２月 | 「小林好日旧蔵書目録」を刊行 |
| 1970年 | (昭和45年) | ２月 | 附属図書館長に、関秀華（教育学部教授）就任 |
| 1971年 | (昭和46年) | ３月 | 附属図書館（鉄筋３階建 延1009㎡）増築され、閲覧室（1011㎡）の座席定員は、学生定員の１２．２％となる |
| 1971年 | (昭和46年) | ６月 | 附属図書館増築披露 |
| 1972年 | (昭和47年) | ２月 | 附属図書館長に加藤三千夫（工学部教授）就任 |
| 1972年 | (昭和47年) | ７月 | 小島武郎氏より「小島家文書」約4,000点の寄託を受ける |
| 1972年 | (昭和47年) | １１月 | 「福井大学蔵書目録 第1編 総記・精神科学・歴史科学」を刊行 |
| 1973年 | (昭和48年) | ３月 | 「福井大学蔵書目録 第2編 社会科学・自然科学・工芸学」を刊行 |
| 1973年 | (昭和48年) | ５月 | 参考係設置（新設） |
| 1973年 | (昭和48年) | ５月 | 「小島家文書目録」を刊行 |
| 1973年 | (昭和48年) | １０月 | 「福井大学蔵書目録 第3編 産業・美術・語学・文学」を刊行 |
| 1974年 | (昭和49年) | ２月 | 附属図書館長に清水啓（教育学部教授）就任 |
| 1975年 | (昭和50年) | ４月 | 附属図書館業務用電子計算機(FACOM230-15)導入 |
| 1976年 | (昭和51年) | ２月 | 附属図書館長に各務頼文（工学部教授）就任 |
| 1976年 | (昭和51年) | ３月 | 附属図書館周辺緑化整備 |
| 1976年 | (昭和51年) | ３月 | 福井大学附属図書館報「かりん」第1号発刊 |
| 1976年 | (昭和51年) | ４月 | 「福井大学郷土資料目録」を刊行 |
| 1976年 | (昭和51年) | １１月 | ラトガーズ大学副学長パークス氏来館 |
| 1978年 | (昭和53年) | ２月 | 附属図書館長に影山剛（教育学部教授）就任 |
| 1978年 | (昭和53年) | ４月 | アメリカ合衆国ラトガーズ大学ケイヤー副学長、バークス前副学長ら一行２９名が交流のために来日 |
| 1979年 | (昭和54年) | ２月 | 「新訂・増補 小島家文書目録」を刊行 |
| 1979年 | (昭和54年) | ９月 | 福井大学創立３０周年記念事業（日下部・グリフィス国際文化交流基金）のための学内醵金を募る |
| 1980年 | (昭和55年) | ２月 | 附属図書館長に渡部貞清（工学部教授）就任 |
| 1980年 | (昭和55年) | ３月 | 財団法人日下部・グリフィス学術・文化交流基金設立 |
| 1981年 | (昭和56年) | ７月 | グリフィス・コレクション調査のため舘清隆（教育学部講師）、鈴間智弘（附属図書館事務官）をアメリカ合衆国ラトガーズ大学へ派遣（８月９日まで） |
| 1981年 | (昭和56年) | １０月 | アメリカ合衆国ニュージャージー州立ラトガーズ大学エドワード.J.プロウスタイン学長が本学との学術交流に関する協定書調印のため来学 この日の調印式において両大学間の学術交流に関する協定締結 |
| 1981年 | (昭和56年) | １０月 | ラトガーズ大学エドワード.J.プロウスタイン学長来学を記念し、「日下部・グリフィス・ラトガーズ大学関係資料展示会」開催 |
| 1982年 | (昭和57年) | ２月 | 附属図書館長に林滋彦（教育学部教授）就任 |
| 1982年 | (昭和57年) | ３月 | 文部省大型コレクション経費により「ハクリュート協会叢書」を購入 |
| 1982年 | (昭和57年) | ３月 | 附属図書館増築（鉄筋３階建 1142㎡）竣工、総延べ面積4,250㎡ 、ハンドル式集密書架及び図書紛失防止装置（ブック・ディテクション・システム）設置 |
| 1982年 | (昭和57年) | ７月 | グリフィス・コレクション調査のため舘清隆（教育学部講師）、平泉浤祥（附属図書館事務官）をアメリカ合衆国ラトガーズ大学へ派遣（８月２９日まで） |
| 1983年 | (昭和58年) | ４月 | 附属図書館に学術情報係設置 |
| 1983年 | (昭和58年) | １０月 | 旧講堂（鉄筋２階建 658㎡）取り壊し |
| 1984年 | (昭和59年) | ２月 | 附属図書館長に相田博（工学部教授）就任 |
| 1984年 | (昭和59年) | ３月 | 「グリフィス文書目録稿」を刊行 |
| 1986年 | (昭和61年) | ２月 | 附属図書館長に木村温美（教育学部教授）就任 |
| 1987年 | (昭和62年) | ２月 | 構内データ通信ネットワーク設備工事竣工 |
| 1987年 | (昭和62年) | ４月 | 情報処理センター開設に伴い同センターのFACOM M-360経由で学術情報センターとN1接続。閲覧システム、目録システム、検索システム稼働 |
| 1988年 | (昭和63年) | ２月 | 附属図書館長に入江恒爾（工学部教授）就任 |
| 1988年 | (昭和63年) | ２月 | 「グリフィス・コレクションの概要」を刊行 |
| 1988年 | (昭和63年) | ３月 | 文部省大型コレクション経費により「古典文庫」を購入 |
| 1988年 | (昭和63年) | ４月 | 図書受入システム稼働 |
| 1988年 | (昭和63年) | １１月 | ラトガーズ大学アレクサンダー図書館ルッツ・シモンズ特殊資料室長及びピーター・シモンズ法学部長図書館を見学 |
| 1989年 | (平成元年) | ３月 | 教育学部学生「吉村直樹」氏のご両親より学生図書充実のための奨学寄付金を受贈、「吉村基金」として活用をはかることになった |
| 1990年 | (平成 2年) | ２月 | 附属図書館長に北村眞一（教育学部教授）就任 |
| 1991年 | (平成 2年) | ４月 | 学術情報ネットワーク（金沢大学にノード）に接続（NIJAIN) |
| 1991年 | (平成 3年) | １月 | 地域学術情報ネットワーク連絡協議会発足 |
| 1992年 | (平成 4年) | ２月 | 附属図書館長に川上英男（工学部教授）就任 |
| 1992年 | (平成 4年) | ２月 | 附属図書館専用電子計算機(UNIXワークステーションS-4/2)導入。後日、メーリング・リスト・サービスや光ファイリング・システムによるデータ提供サービスを試行 |
| 1992年 | (平成 4年) | ４月 | 附属図書館専用電子計算機-相互貸借システム稼働 |
| 1992年 | (平成 4年) | ６月 | 福井大学とラトガーズ大学（学術交流協定大学）との共催で、福井市内の教育機関などへの訪問を中心とした「ラトガーズ大学サマーセミナー’９２－日本の教育と社会－」を開催 （７月１５日まで） |
| 1992年 | (平成 4年) | １１月 | 地域学術情報ネットワーク連絡協議会を開催し、福井地域学術情報ネットワークを「FAIRnet」と命名 |
| 1993年 | (平成 5年) | 1月 | 図書館員が主催した図書館員のための日本で最初のメーリングリスト「かりん」運営開始 |
| 1993年 | (平成 5年) | ２月 | 福井地域学術情報ネットワーク（FAIRnet)の正式運用開始記念式典挙行、同ネットワーク運用開始 |
| 1993年 | (平成 5年) | ７月 | 福井大学自己点検・評価報告書「現状と課題」を発刊（図書館部門含む） |
| 1994年 | (平成 6年) | ２月 | 附属図書館長に佐々治寛之（教育学部教授）就任 |
| 1994年 | (平成 6年) | ２月 | 福井大学情報ネットワーク工事竣工 |
| 1994年 | (平成 6年) | ３月 | 正面玄関及び職員用玄関に身体障害者用スロープ等整備 |
| 1994年 | (平成 6年) | ３月 | 大学構内屋外環境整備工事（情報処理センター、附属図書館、大学会館、学生部、厚生会館及び教育学部１号館前）竣工 |
| 1994年 | （平成６年） | ５月 | FINES(福井大学キャンパスLAN)開通、国内外のネットワークを利用バックボーンが完成 |
| 1994年 | （平成６年） | ６月 | 福井大学基幹整備（図書館身障者用エレベーター）工事竣工 |
| 1995年 | （平成７年） | ２月 | 附属図書館業務用電子計算機(UNIXワークステーションS-4/5)導入 |
| 1995年 | （平成７年） | ５月 | 「福井大学附属図書館将来構想検討委員会要項」制定 |
| 1996年 | （平成８年） | ２月 | 附属図書館長に山本浩史（工学部教授）就任 |
| 1996年 | （平成８年） | ３月 | ATMネットワーク対応データベースサーバ及びCD-ROMサーバ導入 |
| 1996年 | （平成８年） | ３月 | 福井大学ATMネットワーク電気設備工事竣工 |
| 1996年 | （平成８年） | 3月 | 文部省大型コレクション経費により「ドイツ官報及び議会速記録集成」を購入 |
| 1996年 | （平成８年） | ５月 | 電子メールによる利用者サービス開始 |
| 1996年 | （平成８年） | ６月 | インターネット上でWWWによる附属図書館ホームページを公開 |
| 1996年 | （平成８年） | ７月 | ラトガーズ大学アレクサンダー図書館ルッツ・シモンズ特殊資料室長二度目の来館 |
| 1996年 | （平成８年） | １１月 | 「福井大学附属図書館将来構想第一次報告書」を刊行 |
| 1997年 | （平成９年） | ４月 | 視聴覚室、グループ学習室設置 |
| 1997年 | （平成９年） | ４月 | 図書館スタッフによる蔵書の遡及入力開始 |
| 1997年 | （平成９年） | ５月 | 「福井大学附属図書館利用規程」を全面改正、本学卒業生、元職員に対し資料の貸出を開始 |
| 1997年 | （平成９年） | １０月 | 福井大学図書館利用者へメーリングリストによる情報提供開始 |
| 1997年 | （平成９年） | １２月 | 「福井大学附属図書館図書館資料収集方針」、「福井大学附属図書館図書館資料収集保存基準」制定 |
| 1997年 | （平成９年） | ２月 | 附属図書館長に大畑勝（教育学部教授）就任 |
| 1998年 | （平成10年） | 3月 | 文部省自然科学系図書資料経費により「12CIonCD、１３CIonCD」を購入 |
| 1999年 | （平成11年） | 3月 | 附属図書館業務用電子計算機(UNIXワークステーションS-7/7000uモデル45)導入 |
| 1999年 | （平成１１年） | ４月 | 事務組織を再編し「総務係、図書情報係、雑誌情報係、情報サービス係、電子情報係」とした |
| 1999年 | （平成１１年） | ４月 | 共通教育・大学教育入門セミナーの一環として図書館利用教育開始 |
| 1999年 | （平成１１年） | ７月 | 専任要員を採用し、本格的蔵書遡及入力開始 |
| 2000年 | （平成１２年） | ２月 | 附属図書館長に小平俊之（工学部教授）就任 |
| 2000年 | （平成１２年） | ３月 | ハンドル式集密書架増設 |