平家物語

平家物語
へいけものがたり
平清盛を中心とした平家一門の栄枯盛衰を描く軍記物語
〈祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響あり……〉の書き出しで始まる、全12巻の軍記物語。1180~1184年に展開された源平合戦の描写を軸に、平清盛を中心とした平家一門の興亡を、仏教的無常観に基づき叙事詩的に記す。平曲として琵琶法師によって語られた。信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)作との説があるも、作者、成立年ともに未詳。
(JapanKnowledge Lib 新編 日本古典文学全集(©Shogakukan Inc.)による。)