餅菓子即席増補手製集 餅菓子艮席増補手製集

十返舎一九
じっぺんしゃ-いっく
1765−1831
江戸時代後期の戯作(げさく)者。
明和2年2月8日生まれ。武士の子といわれる。大坂で浄瑠璃(じょうるり)作者となり,寛政5年江戸にでて版元蔦屋(つたや)重三郎のもとで,黄表紙,洒落(しゃれ)本,読み本などをあらわし,滑稽(こっけい)本を得意とした。天保(てんぽう)2年8月7日死去。67歳。駿河(するが)(静岡県)出身。姓は重田。名は貞一(さだかつ)。幼名は市九。通称は与七。別号に酔斎など。著作に滑稽本「東海道中膝栗毛」「江之島土産」など。
【格言など】この世をばどりゃお暇(いとま)に線香の煙とともに灰左様なら(辞世)
(JapanKnowledge Lib 日本人名大辞典 ©Kodanshaによる。)

文化10年(1813)に刊行された餅菓子のレシピ集で東海道中膝栗毛で有名な十返舎一九が編纂したものです。