【報告】(11/15)附属図書館学術講演会を開催しました

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11月15日、EBSCO 花田謙一様による「オープンアクセス(OA)の光と闇-全体像・ハゲタカジャーナル・プレプリント」を開催し約30名が参加しました。

今年2月に内閣府が学術論文等の即時オープンアクセスの基本方針を打ち出し、特に今年度の科研費申請分による研究論文と関連データの公開が義務化されるなど、大きな変化が起きています。また、福井大学は文部科学省オープンアクセス加速化事業に採択され、他機関と連携しながら学内のオープンアクセス化を推進しているところです。

同氏による講演は昨年に引き続き2度目となりましたが、昨年の『オープンアクセス(OA)とプレプリントの現状と今後-論文の新しい流通の形-』というテーマから、今年はさらに進んだ視点で、オープンアクセスの『光と闇』というテーマにてお話しいただきました。

講演は、オープンアクセス論文のダウンロード数、被引用数、SNS認知度への影響は大きく研究成果が広く世界で共有されることの意義について、またその一方でオープンアクセスの三つのリスクとしてAPCの上昇、長期保存の問題、ハゲタカジャーナルの存在について、そして新たな論文流通形式であるプレプリントについて具体例とともにお話がありました。

質疑応答では、「プレプリントに投稿するメリットについて」「投稿先選定の際の研究者の視点について」など大変白熱した議論が交わされました。

参加者からは『キャッチアップしておきたい内容』『思いのほか質疑が盛り上がって参考になった。』といった声が寄せられました。