【報告】公開講座:図鑑を愉しむ~ようこそ、図鑑の「沼」へ

  • 総合図書館
  • イベント

 

2023年7月15日(土)に総合図書館1Fコモンズにて『公開講座:図鑑を愉しむ~ようこそ、図鑑の「沼」へ』を開催しました。

昆虫図鑑、植物図鑑、恐竜図鑑など馴染みのあるものから、歴史、旅と冒険などこれも図鑑?なものまで様々ですが、「図鑑」を題材に、見て訊いて触れて話して五感で愉しんでいただく講座です。

恒例の書誌学を専門とする膽吹覚(いぶきさとる) 准教授(教育学部国文学)から図鑑とは何かについて説明の後、保科英人(ほしなひでと)教授(教育学部生物学)から実際に所蔵されている珍しい図鑑を手に、面白さ、見どころ、希少性、最近の進化等々、昆虫を研究し、新種を発表されている先生ならではユニークなお話がありました。

「図鑑」に魅かれてか小学生の親子連れが多かったため、内容的に多少難しかったかもしれませんが、皆さんお行儀よく時には感想を口にしながら熱心に訊いてくださっていました。

講座の後半では、図書館所蔵のほんの一部ですが、いろんなジャンル図鑑をテーマ別に並べた中から、お気に入りを探してもらい、1人ずつ紹介しました。変わったタイトルに魅かれて見たら美しかった、ウィルスについて興味があったから、自分の興味を越えたものが幅広く載っていたから…選んだ理由に加えて、子供の頃の思い出や、みんなにお薦めしたりと、さながらミニ読書トークのようでした。低学年の子たちもお母さんの手を借りつつも理由を伝えてくださってありがとうございました。

最後は、大学図書館の中をぐるっと探検し、近所の図書館との違いや、本が天井まである書庫、むかしむかしの教科書などご案内し、お土産に業務支援室お手製の小物をお持ち帰りいただきました。

今回は、膽吹先生の呼びかけにより、おススメの図鑑を紹介いただいたり、講師として登壇いただくなど、教育学部の理数科教育の先生方の多大なるご協力により実現しました。この場で厚くお礼申し上げます。

当初の定員は15名でしたが、最終的な参加者の内訳は、小学生以下10名、大人9名となりました。アンケートの結果については後ほど追記いたします。

今講座で使用した図鑑はしばらく展示しますのでご来館の際にどうぞご覧ください。

以下、当日の様子です。

 

展示物

理数科教育先生方のお薦め本

牧野富太郎関係図書

開場全景

紹介した図鑑の様子

聴く・選ぶ・話す

お土産の小物選び

お暑い中ご参加いただきましてありがとうございました。