本を読み、世界を広げ、人々の一筋の光になろう

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福井大学広報誌「ふくだいプレス」第42号に掲載された医学部長のメッセージ

~人の暗い一面に明るい光を与える~
医療には、やはり暗い一面があります。ほとんどの人は健康なときではなく、病気になったら、医療従事者に会うわけですから。その時に、病気を治療するという行為だけでなく、病気によってその人が抱え込んでしまった暗い一面に、光を与えられる人を育成したいと考えています。カリキュラムや実習、臨床や研究など学ばなければならないことは多いです。医学科は6年、看護学科は4年間みっちりあります。ただし、真面目に勉強するだけではなくて、人の弱さや楽しさも知らないと、明るい光を与える医療従事者にはなれない。相手がどういうことを考えているかを推察できるようにならないと。そのためには、まずたくさんの本を読んでほしい。そして、芸術を見たり、聞いたりしてほしい。博物館や美術館に行ったり、茶道や華道をやってみたり、音楽を聴いたり……好奇心を高めれば、知識はもちろん、人間性の潤いみたいなものが自然と湧き出てきます。

この言葉をきっかけに先生方に学生の皆さんに読んでほしい本を教えていただきました。

展示会場では「本を読む」ことについての熱いメッセージも併せて展示しています。

是非お越しください。