本セミナーは、令和5年12月15日 福井大学障がいのある学生及び教職員のための相談室と福井大学附属図書館との共催で開催しました。
福井県立盲学校の岡島 喜謙 教諭を講師に招き、「視覚障がい者と考える こころのバリアフリー!-見えない・見えにくい体験を通して-」と題し、県立盲学校生の生活、ご自身の体験も含めてのバリアフリーについての考え方を講義していただきました。
ご自身が視覚障害1級ということですが、料理の動画などアクティブに楽しく家族と過ごす日々の紹介に続き、「見えなくて可哀想」ではなく、これからの社会に何が必要なのか考えることができるよう丁寧でわかりやすい説明がありました。後半では、視覚障害者を誘導する際のコツについて実技指導もありました。
セミナーには、本学学生、教員、一般利用者など30名が参加されました。またハイブリッド開催のため、松岡キャンパスや学外からの参加もあり、オンラインならではの機会を提供できました。セミナー終了後には質疑応答や活発な意見交換があり、盛況のうち終了しました。
なお、「障がい」への理解を深めてもらい今後の教育研究および大学運営に役立ててもらうために、関連図書の展示と共に、本セミナー開催前には、ノートテイク体験会や障がい疑似体験・支援機器体験会などの各種体験会も行われました。
展示については、本会場での会期後の2024年1月から医学図書館ロビーにて同様に行いました。