10月18日、医学図書館において附属図書館とダイバーシティ推進センター共催による公開講座『ユニバーサル・ミュージアムー「さわる文化」の可能性ー』を開催しました。
今回は講師として、「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、各種イベントを全国で企画・実施している国立民族学博物館の広瀬浩二郎教授をお招きしました。
水上勉の小説「はなれ瞽女おりん」を例に瞽女文化についての紹介があり、視覚以外の全身の「触角」センサーを駆使し世界を探索した瞽女たち、そしてその「行き方=生き方」を展示するにあたっての先生の模索など、話題は多岐にわたり、視覚に限らず多様な感覚を研ぎ澄まし、よびさますことの重要性についてお話いただきました。
参加者からは、いろいろな考え方があることを知った、瞽女の話が興味深かった、刺激的で面白かった、知識を深められた等の感想を頂きました。
【講演会】
公開講座『ユニバーサル・ミュージアムー「さわる文化」の可能性ー』
講師:国立民族学博物館 教授 広瀬 浩二郎氏
日時:2024年10月18日(金)17:30~19:00
会場:福井大学松岡キャンパス講義棟1階第1小講義室